新しいことをやることで、自分の制限を外すヒント5つ

自己啓発

自然界には「ここまで」という制限がないのだな、と。
枝は伸びたい方向へ伸び、根は行けるところまで深く潜っていく。
誰かに「君の成長はここまでだよ」と言われたわけでもないのに、自分で勝手に限界を決めてしまっているのは、私たち人間だけなのかもしれません。

人というのは、分かっている思い込みから、知らない間に当たり前のようになっている思い込みまで、無数の「透明な鎖」を抱えて生きています。
「私にはこれは無理」「私のキャラじゃない」「もう歳だから」
そういったささやかな呟きのひとつひとつが、あなたの可能性を縛る制限となっています。

ENGAWA YOGAでは、今年は「制限を外す」ということも、静かなるテーマの一つとして掲げています。
制限を外すといっても、無理に何かを壊すのではありません。
凝り固まった筋肉をほぐすように、心の枠組みを少しずつ緩めていくのです。

今日は、新しいことに挑戦することで、その見えない鎖を解くための5つのヒントを、私のささやかな体験も交えてお話ししたいと思います。

 

ヨガにおいて、なかなか出来ないことに敢えて取り組む

ヨガの練習をしていると、どうしても「得意なポーズ」や「気持ちいい動き」ばかりを繰り返したくなります。それは自然なことですし、心地よさは大切です。
しかし、制限を外すためには、時として「苦手なこと」「避けてきたこと」に、敢えて向き合ってみる時間も必要です。

例えば、逆転のポーズや、後屈のポーズ。
「怖いな」「私にはまだ早いな」と感じているその境界線上にこそ、成長の種が埋まっています。
出来なくてもいいのです。大切なのは、完成させることではなく、「やろうとしなかった領域」に一歩踏み出すという行為そのものです。
身体の制限にアプローチすることは、驚くほどダイレクトに、心の制限を揺さぶります。
「あ、意外といけるかもしれない」
マットの上で感じたその小さな感覚は、マットの外の日常にも必ず波及していきます。

 

敢えて、目標をでかく掲げてみる

私たちは大人になるにつれ、「実現可能な範囲」で目標を立てることに慣れすぎてしまいました。
失敗して傷つくのを恐れ、無意識にハードルを下げてしまっているのです。

一度、笑ってしまうくらい大きな目標を掲げてみませんか?
誰かに言う必要はありません。心の中だけで構わないのです。
「世界中を旅しながらヨガを教える」「本を出版する」「古民家を自分で建てる」
なんでもいいのです。

大きな目標を掲げると、脳は勝手にそのための方法を探し始めます。
今の自分の延長線上にはない未来を想像することで、現状維持を好む脳のリミッターを強制的に解除するのです。
「そんなの無理」という思考の声が聞こえたら、それこそが外すべき制限の正体だと気づいてあげてください。

 

馬鹿げたことをやってみる

「馬鹿げたこと」を、真剣にやってみる。
これは非常に強力なワークです。
ここでのポイントは、世間一般的に馬鹿げているかどうかではなく、「自分自身が『これやっても意味ないよなぁ』と思っていること」を選ぶことです。

意味や効率、生産性。それらは大人の世界のルールです。
子供の頃のように、ただ「やりたいからやる」「面白そうだからやる」という純粋な衝動に従ってみる。
キャラを壊すほどの大それたことでなくても構いません。
一人で変なダンスを踊ってみるとか、普段絶対に着ない色の服を着てみるとか。
「フリ」でもいいからやってみると、意外なほど心は軽くなり、自分という殻にヒビが入るのを感じるはずです。

 

環境を変え、旅に出る

私たちの中に住む「人格」や「キャラ」は、実は環境によって作られている側面が大きいものです。
会社での自分、家庭での自分、友人の前での自分。
それらは周囲との関係性の中で固定化されていきます。

だからこそ、誰も自分を知らない場所へ旅に出ることは、手っ取り早く制限を外す方法となります。
環境が変われば、出てくる人格も自然と変わります。
旅先で出会った人には、あなたは「何者」でもありません。
過去の文脈から切り離されたとき、あなたはどんな顔をして、どんな言葉を話すでしょうか。
旅は、新しい景色を見るためだけでなく、新しい自分に出会うためにあるのかもしれません。

(私自身、かつてカポエイラの合宿を行い、最高の体験とともに多くの反省も得ました。次はヨガの宿坊合宿も考えています。ヨガ、身体のほぐし、呼吸法、人生の棚卸し、イメージワーク、瞑想…。日常から離れた場所で、深く自分と向き合う時間は、間違いなく大きな制限解除のきっかけになるはずです。)

 

怒られる経験を、歓迎する

最後に、少し変わったヒントを。
「怒られる」という経験についてです。

実は最近、久しぶりに人から怒られました。
本当に久しぶりのことでした。自分に向かって声を荒げ、怒鳴っている人がいる。
その瞬間、私は恐怖や不快感とともに、どこか新鮮な驚きを感じていました。

大人になると、面と向かって怒られることは少なくなります。
みんな気を使い合い、波風を立てないように生きているからです。
だからこそ、怒られるという強烈なエネルギーを浴びることは、ある種の良い経験になり得ます。

悪いのは私だったのか、相手の虫の居所が悪かったのか、それは一旦置いておいて。
「怒られた」という事実を、ただの現象として受け止めてみる。
萎縮して自分を責めるのではなく、かといって相手を恨むのでもなく。
「ああ、こういうこともあるな」と、あっけらかんとしていられるか。

勘違いでもいいから、そこから何かを学んでもいいし、学ばなくてもいい。
批判や怒りを恐れて行動を制限していた自分に気づき、「怒られても死ぬわけじゃない」と腹を括れたとき、人は最強に強くなれるのです。

 

終わりに

制限を外すということは、何か特別な能力を手に入れることではありません。

本来の、自由で、何にでもなれる「ただの自分」に戻っていくプロセスです。

今年一年、マットの上でも、日常の中でも、小さな冒険を積み重ねていきましょう。

あなたが思っている限界の、その一歩先へ。

 


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。