49.聖典の読誦(スヴァディアーヤ) – 言葉による心の浄化
ヨガの実践は、マットの上で行うアーサナ(ポーズ)や呼吸法だけにとどまるものではありません。パタンジャリが『ヨーガ・スートラ』の中で示した八支則のうち、第二支則であるニヤマ(勧戒)は、私たちが積極的に実践すべき、内面的な規…
365daysヨガの実践は、マットの上で行うアーサナ(ポーズ)や呼吸法だけにとどまるものではありません。パタンジャリが『ヨーガ・スートラ』の中で示した八支則のうち、第二支則であるニヤマ(勧戒)は、私たちが積極的に実践すべき、内面的な規…
365days宇宙を構成する三つの基本的な性質(グナ)のうち、「サットヴァ」が静けさと調和を象徴する光であるならば、「ラジャス(Rajas)」は、活動と変化を司る、燃え盛る炎のようなエネルギーです。ラジャスとは、激動、情熱、欲望、そし…
365days「思考は現実化する」―この言葉は、自己啓発の世界で繰り返し語られ、ある種の魔法の呪文のように扱われてきました。しかし、そのあまりのシンプルさゆえに、多くの誤解や浅薄な解釈を生んできたことも事実です。ただ欲しいものを念じて…
縁側日記一生懸命に働いておりますでしょうか。 好きなことをして生きる生活ができているでしょうか。 ついつい、私は一生懸命にやりすぎてしまう傾向がありますので、遊びが足りないといえる生活だったりします。 だからって必要なことを的確…
365days五つのクレーシャ(煩悩)を巡る私たちの旅は、ついにその源流、あらゆる苦しみが流れ込む静かで巨大な本流へとたどり着きます。それが、五番目にして最も根源的なクレーシャ、「アビニヴェーシャ(Abhiniveśa)」です。一般に…
東洋思想入門「ヨーガとは、心の作用(チッタ・ヴリッティ)を止滅(ニローダハ)することである」。 これは、紀元後4世紀頃に編纂されたとされるヨガ哲学の根本経典『ヨーガ・スートラ』の、冒頭も冒頭、1章2節に記された言葉です。あまりにも有…
365daysもし、私たちの苦しみや悩みのすべてが、たった一つの根本的な「誤解」から生じているとしたら、あなたはどう思いますか。ヨガの聖賢パタンジャリは、『ヨーガ・スートラ』の中で、まさにそのように断言しています。その根本的な誤解こそ…
ヨガのクラスは通常、ダイナミックな動きや挑戦的なポーズで熱を帯び、クライマックスを迎えます。しかし、その熱狂が静まった後、必ず訪れる時間があります。それは、ただ床に仰向けになり、目を閉じ、全身の力を抜くだけのポーズ、「シ…
365days木のポーズ(ヴリクシャーサナ)で片足立ちになった瞬間、身体がグラグラと揺れ始める。なんとか倒れまいと足先に力が入り、呼吸は浅くなり、意識は揺れる自分自身に囚われて、さらに揺れは大きくなる。この経験は、ヨガを始めたばかりの…
もしヨガのポーズの中からたった一つだけ、その象徴を選ぶとしたら、多くの人がこのポーズを挙げるかもしれません。「アド・ムカ・シュヴァーナ・アーサナ」、通称ダウンドッグ(下を向いた犬のポーズ)。ヨガのクラスでは何度も登場し、…
私たちはよく、「過去は水に流した」「もう忘れたことだ」と言います。しかし、本当にそうでしょうか。頭、つまり私たちの意識的な思考はそう信じているかもしれません。しかし、私たちの身体は、驚くほど正直で、決して忘れることはあり…
365daysヨガのアーサナ(ポーズ)を実践する中で、私たちの心を最もかき乱し、その本質から遠ざけてしまう罠。それは、「できる」と「できない」という、単純で暴力的な二元論です。SNSを開けば、人間離れした柔軟性や力強さで、完璧なアーサ…
365daysヨガのアーサナの中には、私たちの日常的な身体の使い方や世界の捉え方を、根底から覆すような力を持つものがいくつか存在します。鋤(すき)のポーズ、サンスクリット語で「ハラーサナ」と呼ばれるこのポーズは、まさにその代表格と言え…
365days現代において「ヨガ」という言葉を聞いた時、多くの人が思い浮かべるのは、しなやかな身体で美しいポーズをとる姿かもしれません。雑誌の表紙やSNSの投稿は、しばしばアーサナ(ポーズ)のアクロバティックな側面を強調し、それがまる…
365days私たちは無意識のうちに、「緊張」を悪しきもの、「弛緩」を善きものとして捉えてしまいがちです。ストレス社会への警鐘として「リラックス」が声高に叫ばれるあまり、私たちはあらゆる緊張から逃れるべきだとさえ思い込んでしまう。しか…
365days私たちの時代は、驚くほどに「頭」で生きることを強いる社会だと言えるでしょう。スケジュールは分刻みで管理され、思考は常に次のタスクや未来の計画へと駆り立てられています。その喧騒の中で、私たちは最も身近で、最も正直なパートナ…
365daysもし、丹田呼吸が大地に深く根を張る「静」と「安定」の呼吸であるならば、胸式呼吸は、天に向かって枝葉を広げる「動」と「活性化」の呼吸と言えるでしょう。この二つの呼吸法は、陰陽のように互いを補い合い、私たちの心身のバランスを…
365days私たちは日常生活の中で、自らの背骨の存在を意識することは滅多にありません。腰が痛むときや、姿勢を注意されたときくらいでしょうか。しかし、ヨガの世界観において、背骨は単に身体を支える骨格の一部という、機械的な役割に留まるも…